自然の神秘 ヒスイカズラ 

この花を初めて見た人は「えー!何?この花!? きれい!」と目を輝かせ驚きます。
自然界にこの様な色の花が存在することに感動を覚えます。

ヒスイカズラの花を紹介します。

記事の内容
〇ヒスイカズラの概要
〇ヒスイカズラの特徴
〇ヒスイカズラの見れる場所

 

〇ヒスイカズラの概要

・原産地
ヒスイカズラはフィリピン、ルソン島が原産のマメ科蔓性植物です。
標高100~1000メートルの渓谷沿いに生息しています。
現地では森林の伐採による環境破壊から絶滅危惧種に登録されています。

・名前
ヒスイカズラの英名はjade Vineです。Jadeは宝石の翡翠、Vineは蔓(つる)を意味します。
この英名を訳し日本では翡翠葛(ヒスイカズラ)と呼んでいます。

また学名はStrongylodon macrobotrys(ストロンギロドン・マクロボトリス)です。
Strongylodon属macrobotrysは長い房を意味しています。

〇ヒスイカズラの特徴
・花
学名macrobotrys その名の通り花房は長く50~100センチまで大きくなります。
1つの花は6~8センチでクチバシ形をしています。1房に100輪以上の花が咲くと見事です。
開花時期は3月~5月頃です

・受粉と実
ヒスイカズラの花に現地ではオオコウモリが蜜を吸いにやってきます。
その時オオコウモリの頭についた花粉をほかの花に運んでもらい受粉します。
しかし日本にはオオコウモリはいないので植物園などでは人の手により授粉を行うようです。
しかし結実する確率は極めて低いようです。

 

〇ヒスイカズラを見れる場所
・最近ではネットでの販売もあり入手も可能になりました。
特に冬の寒さ対策をうまくやれば鉢での開花も不可能ではありません。

しかし、数多くの花を楽しむのであれば植物園で鑑賞するのがオススメです。

見たい方は春先に温室がある植物園に行けば見ることができると思います。
私の知る限りですがヒスイカズラが見れる植物園をあげておきます。
ご参考にどうぞ。

・関東エリア
茨城県 筑波実験植物園
水戸市植物公園
栃木県 とちぎ花センター
東京都 新宿御苑
神代植物公園
夢の島熱帯植物館
板橋区立熱帯環境植物館
神奈川県 相模原公園
小田原フラワーガーデン

・中部エリア
愛知県 東山動植物園
新潟県 新潟
富山県 富山中央植物園
静岡県 はままつフラワパーク
三重県 なばなの里

・近畿エリア
大阪府 咲くやこの花館
京都府 京都府立植物園
兵庫県 あわじグリーン館
滋賀県 水生植物公園みずの森
和歌山県 和歌山県植物公園緑化センター

・中国エリア
広島県 広島市植物公園
鳥取県 とっとり花回廊
山口県 ときわミュージアム

・四国エリア
高知県 牧野植物園

・九州エリア
福岡県 福岡市植物園
宮崎県 宮崎県立青島亜熱帯植物園
鹿児島県 フラワーパークかごしま

・沖縄エリア
沖縄県  海洋博公園

見に行かれる前に開花状況を調べてから行くことをオススメします。
日本の植物では見ることができない花の色に感動をすると思います。

 

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