「水やり三年」と言いますが
この言葉を聞いて頷いている方、逆にピンとこない方もいるでしょう。
水やりは植物を栽培するにあたり欠かすことのできない重要な作業です。
植物の種類や生長具合、季節に適した水やりをしないと枯れてしまうこともあります。
また水分量が適切でないために花が咲かないこともあります。
植物体は約90%は水でできているため水がなくては生きられません。
地面に根を張る植物は雨水、地中水分を吸収できますが
鉢に植えられた植物は人の手により水を与えなければ枯れてしまいます。
上手に水をあげるには植物の特性を知る事と観察力が求められます。
非常に奥の深い水やりですがマスターしてレベルアップをしましょう!
今回は鉢植えの水やりについて説明をします。
最初に1番大切なことを言います。
土が白っぽくなり乾いたら鉢底から水が出るまでしっかり与えましょう。
底から水が出ない中途半端な水量は根腐れの原因になります。
そして以下のことを意識しましょう!
それでは一つずつ説明します
例えばサボテンなど乾燥地が自生地の植物は水やりは少ない。自生地の環境を調べて水分の調整をする。また同じ種の植物でも水を好むものと乾燥を好むものがあるので注意する。
成長期は水を必要とするが休眠期はあまり水を要求しない。
場合によっては断水しても良いくらい水を必要としないこともある。
植えられている土の排水性や鉢の種類(プラ鉢、駄温鉢、素焼鉢など)により
乾き具合が違う。
夏の暑い時期は朝と夕方の2回やることが多い。日中の気温が高い時は水滴がレンズの働きをし、葉が焼けることがあるので注意する。
また蛇口をひねった直後の水はお湯のように熱いのですぐに植物に与えず水が冷えたのを確認してから与える。
冬は控えめにする。午前中の気温が上がってくる時間帯にあげる
以上の4点を意識して水やりを行いましょう。
水やりは1日に何回、何日に1回など決まっていません。
私たち人間はのどが乾けば水を飲みたくなりますが植物も同じように水を欲します。
そのタイミングを見極めができるようになるとあなたの栽培技術はレベルアップしているでしょう。
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